テレビでスポーツ選手や俳優などインタビューされているシーンを見かけます。
でも日本の記者は変なことを聞いて俳優や選手が怒ってしまうことがあります。
こちらで見ていても「なんでそんなことを聞くのだろう?」
「なんでこれを聞かないのだろう」と思ってしまいます。
なかにはインタビューをすることで自分のチャンネルや会社の宣伝だけを考えている人もいます。
さらに答えられない質問をする人もいます。なんて答えたらよいのかわからないことを聞くのではプロではありません。
なぜ日本人は質問が下手なのでしょうか。
とくに聞くことがないのに話をさせようとする
結論から言うと、聞くことがないのに少しでも長く話をさせようとしているからです。
有名な人、ただ今の人気者がテレビに映っていると視聴者数がふえます。
だからどうでもいいことを数多く用意しておき、場を考えないで片っ端からメモを読むように相手に投げかけるからです。
聞いている本人は目の前の選手に興味がないのがわかってします。
しかし上司から聞いてこい、長く話をさせろとか指示が出ているものだから言われたようにしているのです。
それがみっともない質問をする原因です。
本当の日本人は相手のことから考えられる
だからと言って日本人すべてが映画俳優やスポーツ選手のことを自分らの金儲けの道具とみているわけではありません。
本当の日本人というのはまず相手のことから考えます。
ファンが喜んで、言った本人も喜んで話してくれるようなことを聞きます。
スポーツ選手に聞くとしたら、誰も気づかないような細かいプレーについて聞こうとします。
悪いことであっても良いことであってもファンが納得するようなことを聞いてくれています。
インタビューは見る目が必要です。
また映画俳優が、自分から言ったのではずうずうしく映ってしまうのでこちらから聞いてあげることもします。
インタビューは気配りが必要です。
日本人が質問が下手なのは
日本人は相手の心の中に深く入り込んではいけないというのを持っていると思います。
気づつけてはいけなないという気配りから生じたものだと思います。
もしインタビューすることがあって聞くことが思い浮かばなかったら、「相手の話したいことは何か」を中心に考えるといいかもしれません。
選手自身はわかっているが言葉にできないとき、
誘導するように聞いてあげることで選手が
「そうだったのか」
と言葉に出させてあげるようにして、選手に花を持たせてあげるのがプロだと思います。
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